「うみににている」 作品解説

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18日から始まったベラドンナ・アート展( @BelladonnaArt )に出展した作品について、少し解説させて頂こうと思います。
タイトルは「うみににている」です。(上はラフ)

 


私の絵に登場する女の子が被るさかなの帽子は、道化の象徴として描いています。所謂ペルソナ的なもので、そうすることで不条理の中で生きようとする少女を描いています。

周りの謎の生き物は、その少女の中に存在する闇の象徴です。しかし完全な悪としての闇じゃないから、これも少し滑稽でどこか憎めない姿をしています。そんなどろどろした(でも自分の一部である)者たちと手を繋いで、それで彼女の世界が出来ています。

 

手を繋いだ輪の中にはどろどろした暗さを孕んだ空間があるけれど、帽子をかぶる(道化になる)ことで、彼女は周り(他人)に対しては疑似的な明る色を振りまくようにしています。それが全て偽りの色というわけではないけれど、かといってその明るさが全て彼女を物語っている色ではないわけで。

だから緞帳のようなカーテンがあって、さながらステージで演じるように生きている姿をしています。

 

この絵のタイトルの「うみににている」は、全てを抱擁する海の意味でもあり、どろどろとした膿でもあります。

完全に意図を伝えるのは難しいとしても、説明無しでもなにかしらパワーを感じてもらえるような作品を描けるようになりたいものですね。

作品は22日まで東京都美術館で展示しております。よろしくお願い致します…!

 

▼第10回記念 全国美術公募作品展 ベラドンナ・アート
2014年4月18日(fri)~4月22日(tue)
9:30~17:30(入場は17:00まで)


会場:東京都美術館 東京都台東区上野公園8-36


入場料:一般500円/高・大学生100円
(小・中学生以下無料 * 保護者同伴のこと)


< 後援/文化庁・東京都 >

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